銀歯の下で大きくなる虫歯

投稿日:2022年8月1日

カテゴリ:虫歯治療

歯科治療で歯に銀の詰め物や被せ物をしたことがある方は多いと思います。

そして、後にその詰め物や銀歯が取れたり、痛みなどの症状がでて再治療になったことがある方も多いと思います。

しっかり歯医者に通って治したはずなのに、数年経つと、再治療になってしまう。実際に我々歯科医師側から見ても本当によくあることです。

これにはたくさんの理由があります。

そのうちの一つが銀歯の下で虫歯になっているということです。

銀歯の下の虫歯

この写真は、マイクロスコープで拡大して銀歯を確認しているところです。

当院のマイクロスコープは拡大率を自由に調節し、さらに写真や動画で記録することができます。

この銀歯を見ると銀歯と銀歯の間に黒くなっているところがあります。これが銀歯の下の虫歯です。

さらに拡大して観察してみます。少し拡大した写真です。

確かに銀歯の下に虫歯になっています。

この方は現在全く痛みや症状を感じていませんが、確かに銀歯の下の歯の部分が虫歯になっています。

これを放置することで虫歯は大きくなっていき、銀歯が取れたり、症状が出てくることになります。

銀歯の下の虫歯の原因

では、今回の虫歯の原因は何か?

それは、一つに断定はできませんが、ある程度推測することができます。

①歯と歯の間の歯磨きがうまくできていなくて汚れていた。

②銀歯の適合性が悪く、段差があって汚れが溜まっていた。

③銀歯の下の歯の虫歯が取り残されていた。

などが考えられます。

そして、虫歯はなった瞬間すぐに痛みが出るわけではないので、気づきにくいことが虫歯を大きくしてしまいます。だからこそ、定期的に歯医者に通って虫歯が小さい段階で発見して大きな治療にならないようにしたり、磨きが甘いところがあったら歯磨きの指導をすることで、虫歯になることを予防します。

①に関してはしっかりとした歯間ブラシやフロスの使用が必要です。

普段から使用できているでしょうか?やり方がわからない、難しいところはやっていないということはありませんか?その苦手な場所が虫歯になります。難しいところ、苦手なところこそ、しっかり磨きましょう。

一番良いのは、自分の磨き方で汚れているところが残っているかチェックしてもらい、綺麗に磨けるように修正していくことがその歯の虫歯にしないで長持ちできることです。

まずはお近くの歯科医医院にいき、しっかりチェックしてもらいましょう。

医院によっても実は力を入れている分野が違うので、歯磨き指導や虫歯治療に力を入れている医院が歯を残すことにつながります。

虫歯治療やクリーニングで調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科医院にご連絡ください。