根管治療。拡大して古い材料の除去。

投稿日:2023年8月28日

カテゴリ:根管治療

根の治療(根管治療)は神経に炎症が生じたり、根の先で炎症が生じた場合に必要な治療です。

症状としては、何もしてなくても強い痛みがあったり、噛むと痛い、歯茎が腫れる場合があります。

原因は細菌感染です。根管治療をすることで治癒へ促すことができますが、大きな虫歯であった場合やヒビが入っている場合は、歯ごと細菌を除去をする、つまり抜歯が必要なことがあります。

根管治療は一般の歯科医院では成功率が低く、全国での平均が3〜5割とも言われています。

根管治療に特化した歯科医院などでは8〜9割ほどの成功率があると言われています。

根管治療は成功率が低いので再治療がとても多いです。

再治療は、前の治療で使用した封鎖材(ガッタパーチャなど)を除去しないといけません。

この工程が難しく、マイクロスコープがないと古い封鎖材を取りきることが難しいです。

実際のマイクロスコープを使用したガッタパーチャの除去についてお見せします。

ラバーダム防湿、シーリングをして歯の内部だけが見える状態になっています。

根の中に二つガッタパーチャが詰まっている状態です。

超音波チップやドリルのような道具を使用して除去していきます。

ガッタパーチャを溶かす材料などもあり、さまざまな道具を駆使して内部を綺麗にしていきます。

だいぶ綺麗になってきました。

角度を変えて確認してガッタパーチャの取り残しがないか確認します。

ここからさらに根の先まで道具を挿入したり。洗浄液で綺麗にしていきます。

その後ガッタパーチャなどで封鎖していきます。

マイクロスコープで拡大しているので細かな汚れが確認できますが、肉眼では難しく、汚れが残ってしまいます。

根管治療で高い成功率を上げるにはマイクロスコープの使用が必須です。

精度の高いマイクロスコープを使用した根管治療を希望して調布市の歯科医院をお探しの方は柳沢歯科院にご連絡ください。