歯磨きが治療の手助けになる

投稿日:2019年11月7日

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歯肉炎について

歯肉に炎症が起きている状態です。原因は「プラーク」です。このプラークを取り除くことにより、歯肉炎は治すことができます。患者さん自身で治すことのできる病気です。しかし、この歯肉炎が続くと歯肉からの出血が起きます。

 

型取りの精度に影響

この歯肉から出血が起きると、治療がとてもしづらくなります。場合によっては、歯の周り全体が血の海になり、精密な処置ができなきうなることもあります。その一つが、「精密な型取り」です。歯の周囲に出血があると、当然型取りの精度が落ちてしまい、かぶせ物の精度は落ちます。

 

プラークが取れず歯肉炎を起こしていた歯の型取り

ある患者さんの左上の歯です。

歯の周りの歯肉が赤くなり、炎症が起きており、プラークも溜まっています。

触ると、プラークがへばりついています。この状態で歯茎を触ると、出血が溢れ出てきます。

このあと、型取りをするのですが、この状況では、治療している側にストレスがかかり、また精度も落ちてしまいます。

そのため、

止血効果のある液体を糸に染み込ませ、歯周ポケットに挿入し、出血を止め、治療をしやすくします。

この患者さんも、このあと、精度の良い型取りができました。次回、かぶせ物装着なので、楽しみですね。

 

しかし・・・

しかし、もともと、患者さんがきちんとぷラープコントロールしていて、フロスができていたならば、こんなにストレスはかかりませんでした。

プラークコントロールでは、歯垢を取り除き、虫歯や歯周病を予防します。そもそも、プラークはばい菌とばい菌のしたうんちの塊です。このなものが口の中にべっちょり・・・舐めたくないですよね。

さらに、歯垢を取り除き、歯肉炎を治して治療することは、僕らの治療の手助けにもなります。治療前に歯磨きして、歯肉炎を治して治療に臨んでください。

このような考え方で治療をしている調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご相談ください。

柳沢歯科医院