神経を残せない場合もあります

投稿日:2019年11月14日

カテゴリ:根管治療

歯髄保存療法の有用性

その名の通り、歯の内部にあるゼリー状の組織である歯髄、いわゆる神経は、虫歯が大きいなどの理由で感染すると、取り除く必要があります。歯の健康を考えたときに、神経は残った方が良いのですいが、致し方がない場合は、取り除きます。しかし、神経を取ってしまうと、歯の根にヒビが入りやすい、歯周病になりやすい、などのデメリットがあります。

これらの背景から、神経を残す治療、すなわち歯髄保存療法という治療が昔からありますが、材料の問題から、高い成功率が達成できず、メジャーな治療としては扱われて来ませんでした。しかし、MTAセメントの開発により、その成功率は格段に改善され、専門Dr.の中でも、脚光を浴びています。

今まで、残せなかったものが、残せつようになって来ています。

当院にも、この治療を希望して来院される方も少なくありません。

 

残せない場合もあります

しかし、どの治療にも適応症があり、残念ながら残せない場合もあります。今回は、その症例の写真を提示します。

1ヶ月前に他院で虫歯の治療中に神経が出てしまったと言われ、仮詰をしてもらったという患者さんです。診査の結果、一応は、神経を保存できるとの診断でした。しかし、一ヶ月前ということなので、神経に問題が起きている可能性を伝えた上で治療をはじめました。

仮詰を外すと、内部にセメントのようなものを確認しました。

触ってみると、

内部から、膿が出て来て、

出血もしました。これは、神経にかなりダメージが生じており、残念ながら、残せる状況ではないと判断しました。

この状況を、患者さんに動画を交えて説明し、神経を取り除く治療、いわゆる抜髄を行いました。

 

まとめ

神経を残せなかったのは、残念ですが、きちんと説明すれば、多くの患者さんが納得してくれます。当院では、これら一連の治療の内容を、マイクロスコープで撮影した動画を用いて説明しております。このような、精度の高い治療に加え、動画を交えた説明のできる調布市の歯科医院をお探しの方は、ぜひご連絡ください。

柳沢歯科医院