歯髄の確定診断はできない

投稿日:2020年12月25日

カテゴリ:根管治療

歯の内部のにある軟組織「歯髄」

良く耳にする歯の内部の「神経」。これは、専門的に呼ぶと、「歯髄」と言います。この歯髄が、温度を感知するなどして、痛みを感じさせます。

 

歯髄の確定診断はできない

この歯髄がどのような状況になっているのか、ということについての確定診断は、実は、臨床的にできないことが多いのです。歯茎が腫れている、明らかにこの神経の感染で痛みが出ている、などの分かりやすい症状が出ている場合は、簡単なのですが、痛み方が微妙な場合など、歯髄の状況がわからないことが、実は多いのです。

このデメリットにより、患者さんが痛みを感じているが、本当に歯髄が痛んでいるかがわからないこともあります。また、虫歯が大きく神経に到達しているような場合に、患者さんが歯髄保存療法を希望した際には、その歯髄が本当に保存して良いものなのかの、確定診断ができない場合もあります。

この真ん中の赤い部分が歯髄です。マイクロスコープで見ています。

このように、臨床的に、歯の内部の軟組織「歯髄」の状況の確定診断ができないという、歯科治療においてのもっとも難しい問題点の一つがあるのです。

柳沢歯科医院